大統領選挙は意外な結果で終わった。
少なくとも僕の周りのアメリカ人にとっては。

話題になったこのスプツニ子さんのツィートの感覚は
アメリカと仕事をする多くの日本人にとって共通するものだろう。
日本人と関わるのはリベラルで高等教育を受けている、東と西の沿岸部に集中している
数の上では少ないひとたち。
僕が関わっているポートランドの皆はサンダース支持層が多かったけど
ヒラリーに一本化してからはヒラリーを支持してきた。
#imwithher のとても詩的なハッシュタグで意思表示をしたり、
イラストで意思を表明したりと、多くの人と同じように誰もがヒラリー当選を疑わなかった。

ソーシャルメディアのタイムラインは自分のソサイエティを狭くしている。
逆説的だが、アルゴリズムによって表示される投稿は取捨選択される。
似たような考え、興味の人の囲いに入っていって、「友達/知り合いの輪」という
ただでさえ狭い人の集合の中でどんどん小さな情報の塊へと集約されていく。
タイムラインが絶対的に正しかったらBrexitは起こっていないし、選挙フェスは結果が伴ったはずだ。

なんだか不思議な喪失感があって、その夜はずいぶん飲んだ。
翌朝起きてみると、タイムラインは意外にもユーモアとか愛にあふれていた。
オレゴンのみんなは悲しんでいるけど、豊かな表現で悲しみを表したり
つながろうとしていた。いくつか紹介してみる。

__

ウイスキーかハグが必要な人、私の席にきてね。
If anyone needs a hug or whiskey, you can come by my desk.

父は(次の選挙のある)93歳までは長生きするって約束してくれた。彼を大統領の座から退かせて、アメリカをふたたび素晴らしくするために。
He promised to live to 93 to help vote him out of office and make America great again.

今日は国民的「昼休みに車で大泣きする」記念日!
Happy National ‘Go Cry In Your Car On Your Lunch Break’ Day!

移民排斥計画を標榜する男を当選させる国になってしまったなんて、共産圏から移住してきた私の両親にどう伝えたらいいんだろう。
How can I tell my parents that they left a communist country to only eventually live in a land that elects a man who has a plan to deport immigrants

__

逆境こそイノベーションの糧。
2016年、人類は進化してたはずの情報環境が
実はそうでもなかったことに気づいた。
今後どんな進化が起こるのか、とてもたのしみだ。